テクノロキャンバス

プログラミングや読んだ本、訪れた美術館についてアウトプットしようと思っています。

スケジューラーにまだ予定だけを入れてるの? ~実績入力のすすめ~

スケジュール管理に便利なスケジュールアプリ、皆さんは何を使っているでしょうか?OutlookやGoogleカレンダー、紙の手帳という方もいらっしゃいますかね?
私の勤めている会社はOffice365に契約しているので、Outlookが導入されていてます。

Outlookを使っている方はご存知でしょうが、Outlookでは社内の人のスケジュールを見ることができるようになっており、会議日程を組むのに使うことができます。
当然会議を組む以外でも他の人のスケジュールを見ることはできて、これが中々面白かったりします。
多くの人は今後の会議日程を普通に登録していますが、例えば1時間半の会議を予定したときに適当に1時間で登録してる人がいたり*1、会議以外にも作業予定を登録している人もいたりして性格が現れるな〜と時々眺めたりしています。*2


さて、そんな中私はというと、公開用の普通に会議予定を登録するスケジュール以外に非公開で作業実績を登録する用のスケジュールを作っています。


もう少し具体的に言うと、会議の実際の時間はもちろん、午前中は案件Aの開発、午後は打ち合わせ以外に案件Aと案件Bの開発をしていたといった具合です。(下記の図みたいな感じです)

これを一つの作業が終わった毎にOutlookに登録していっています。

実績入力の利点

実績入力の何が良いかというと、後から作業内容を振り返ることができるのです。
私の会社では一日の終りに工数入力としてシステムに作業内容を登録するのですが、この作業に役立っています。(ここも人によっては翌朝に入れてたり数日分まとめて入れたりしているようですが、よく覚えてられるなと関心してしまいます)工数入力をするのは退勤直前とかなので、頭が疲れているし早く帰りたい様なタイミングです。このときに一生懸命作業内容を思い出したり、複数案件を細切れに行ったり来たり作業してると時間を足さないといけなくて嫌になってきます。
そんな時に実績がOutlookに登録されていると、頭を使わなくても一日の作業内容をシステムに登録できるという訳です!


これだけ聞くと、「別にOutlookでなくてもどこかに一日の作業をメモってれば良いのでは?」と思うかもしれません。実際、Outlookに実績を登録するようになるまではOneNoteに30分刻みの表を作って、ここに作業内容書いて色も塗ってということを数年間やってました。(下記の図みたいな感じです)


基本的にこれでも上手くいっていたのですが、以下のような問題がありました。

  • 定期的に表をコピペで作るのがムダ、面倒(説明用に作るだけでも面倒くさすぎて途中で断念
  • システムへの工数入力時、色を塗ったマスの数を数える必要がある。
  • 定時時間分のマス数で表を作っていたので、残業するとマスの下にごちゃごちゃ文字で書いていた
  • 一つの表が月から金なので、途中休みがあったりすると塗る場所間違えたりする

ざっとあげただけで問題だらけだったので、いつか改善したいと思っていました。よっぽど自分の用途にあったアプリを自分で作ろうかとも考えていましたが、いたずらにツールを増やしても面倒になるしな…と思っていたところでOutlookに入れられるのでは?と気づいて始めてみました。

作業時間の計算

さて、ここまでだとその日の作業無いようを覚えていなくて良いだけで、(十分便利なのですが)総作業時間は手計算しなくてはなりません。
そこで色々調べてみたところ、実はOutlookの予定ってExcelにコピペできるのです!
Excelにさえ移動できればこっちのもので、実績の足し算をExcelに任せることができます。

記事内で具体的なやり方を説明しようかと思ったのですが、自宅環境にはOfficeのツールが入っておらず、会社のPCでブログ記事用に画像を取るわけにも行かないので、参考にした記事を貼ってこの記事は終わりにしようと思います。
hitorica.com


*1:そもそも会議開く側が開催の通知を投げないのが諸悪の根源かとは思いますが

*2:仕事の隙間に一瞬とかですよ?

「超絶技巧、未来へ!」を観に行ってきました

先日、三井記念美術館に「超絶技巧、未来へ!」を観に行ってきました。

www.mitsui-museum.jp

こちらの企画展は現代の作家さんによる金属や木・ガラスなど様々な素材の超絶技巧な作品と、そのルーツとも言える明治時代の工芸品を展示した企画です。2014年、2017年にも同様の企画展をしていて、今回はその第3弾です。 休日に行ったのですが、それなりに人のいる人気な企画展でした。 *1 また、この企画展は2023年の2月をスタートとして、25年1月まで全国7箇所を巡回する内の4箇所目なので、ちょうど折返しとも言えますね。

たくさん作品が展示されていて、当然全部に言及することはできないので、この記事では特に印象に残った作品を作家さん毎に語っていきたいと思います。

福田亨さん(木彫)

福田亨さんの作品は立体象嵌という独自の技法だそうで、木を嵌めあわせて作っているそうです。写真の蝶も木を嵌めあわせたもので、福田さんの作品では無着色なもとの木材の色だけで全てを表現しているとのことです。水滴部分も木材・無着色だそうで、下の板を水滴の部分だけ残して掘り下げることで表面張力を表現し、研磨を重ねることで艶を出しているとのことです!アイデアも執念もすさまじい作品だなという印象でした。

岩崎努さん(木彫)

岩崎努さんの作品では、竹の子を木彫りで再現した作品に「特定の個体を再現しているのではなく、複数の個体から理想の個体を作った」という解説がありました。絵画ではよく写真と違って現実そのままを描く必要が無いというのは言われますが、立体物も必ずしも現実を再現する必要はないんだよなということを改めて感じました。

池田晃将さん(螺鈿、漆工)

池田さんの作品は漆工芸の技法の一種である螺鈿(らでん)という手法で作られています。螺鈿は簡単に言うと工芸品に貝殻を貼ったり嵌め込んで装飾する手法です。

一般的な螺鈿による装飾は模様もしくは蝶や葉といったモチーフの装飾ですが、池田さんの螺鈿は数字だったりデジタルな感じの模様だったりします。 伝統的な工芸手法と現代的なデザインがマッチした、とても好きな作風でした。

金工(明治時代)

明治時代の花瓶に「正月玩具のぶりぶりを模した形となっている」という解説がありました。現地では「ぶりぶり?」となっていましたが、振振毬杖(ぶりぶりぎっちょう)という玩具が昔はあったのですね。作品の技法とは直接関係ないですが、ひとつ賢く慣れた気がします(笑)

図録

さて、ここまで色々と書いてきましたが、流石に全部覚えていたわけではありません。今回の企画展では、図録を購入してしまいました。2750円で図録としては高すぎない価格なのかなと思います。しかしこの値段で(たぶん)全作品の写真が載っています。また、後半には作家さんや作品の解説も載っていて会場では知ることのできなかった情報も載っているとても満足度の高い図録であり、読むともう一度展示観に行きたくなってしまうそんな一冊でした。

蛇足(美術館の内装・雰囲気等)

三井記念美術自体は初めて行ったのですが、建物の内装やエレベーターがレトロな、とても雰囲気の良い空間でした。*2また、展示の性質や場所柄(日本橋)もあるのか年齢層は若干高めで人はそこそこ居ましたが比較的落ち着いて鑑賞できました。

*1:伝わるかは別ですが、サントリー美術館の込み具合とちょうど同じくらいな印象でした。

*2:エレベーターは写真に撮ったのですが、もう少し内装の写真も撮ってくればよかったですね

通勤時間、有効活用できていますか?

皆さんは通勤・通学にどのくらい掛けてますか?
片道5分の距離に住んでる人もいれば、新幹線で通勤しているような人もいるかもしれません。

私は最近、乗り換えは1回で電車に計1時間位乗る場所に引っ越しました。
引っ越すまでは乗り換え1回計15分くらいの乗車時間だったので、そうとう長くなりました!
とはいえ始発駅なので座れるし、ラッシュとは逆方向なので体力的にはそこまで苦にはならないです。

さて、1時間位電車に乗るとしたら皆さんは何をして過ごしますか?
ドラマやアニメを見るでも良し、資格の勉強をするでも良しで色々選択できそうです!
私の場合は読書がライフワークで、学生時代も1時間近く電車で通学していたので、その頃に戻ると思えば万々歳です。

読書は好きで楽しんでいるのですが、長時間座ったままだと眠くなりますよね…
他のことをしたり足(太もも)に力入れたりすれば少し目が覚めますが、肝心の眠いときにそこに気が回らないですね…

そんな眠気覚ましとしてブログ記事を書いてみましたが、そろそろ電車を降りる時間なので、この記事はここまで

映画と小説、どちらが優れている? 小説版アリスとテレスのまぼろし工場を読んで

先日映画館で観た「アリスとテレスのまぼろし工場」ですが、小説版も読んでみました。
映画と小説に同時期に触れて、どっちのほうが良かったかな?と思いまとめてみました。

映画と小説の関係

映画と小説の関係には、以下の二パターンあるかと思います。
1. 原作小説があっての映画化
2. 映画からのノベライズ版小説

今回のアリスとテレスのまぼろし工場は一応パターン1の方ですね。
一応と書いたのは、基本的に多くの映画では映画の監督と小説を書く人が別のパターンが多いかと思います。
しかし、今作は監督もノベライズも岡田麿里さんです!
他の人が映画化をすると、小説と映画で解釈だったり表現が異なるかもと思ってしまいますが、御本人が両方担当されているのでその心配は無いでしょう。
映画版と小説版、両方を鑑賞したのでそれぞれを比較してみようかと思います。

※ここから作品の内容にも一部触れるので、ネタバレしても問題ない方だけ続きをどうぞ

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PCセットアップのスタンダードになるか? WinGet 1.6 を試してみた

先日、窓の杜を眺めてたらこんな記事を見つけました。
forest.watch.impress.co.jp

またMicrosoftがPowerToys系のツールのアップデートを発表をしたのかと斜め読みをしていましたが、こんな一文がありました。

 新コマンドとしては、「winget download」が挙げられる。これはインストーラーをダウンロードするだけで実行はしないコマンドで、IT管理者が一般ユーザーに展開するパッケージを揃えたい場合などに役立つ。
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1535509.html

IT管理者というわけではないですが、仕事でオフライン環境を構築する機会があるので興味を惹かれ試してみました。

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万人向けではない、良質な70点だけどもう一度観たい、そんな映画「アリスとテレスのまぼろし工場」を観て

この間の三連休に、岡田麿里さんが監督した「アリスとテレスのまぼろし工場」を観てきました。
※前半はネタバレ無しの感想を、後半にネタバレ有りの感想を書いていこうと思います。

感想(ネタバレ無し)

岡田麿里さんの作る作品は多角形のドロドロした人間関係が醍醐味の一つかと思いますが、この作品でも健在でした!
また、特に思春期の少年少女をうまく描いている作品だなーと感じました。
また、主題歌はあの中島みゆきさんです!
これが作品の雰囲気ととても合っていました。
公式のMVが上がっているので、ぜひ観て聴いてみてください。
作品の綺麗でノスタルジックな映像ととても合っていて何度も観てしまっています。

www.youtube.com


この作品は岡田麿里作品や中島みゆきさんの曲が好きな人に特に刺さる作品かなと思います。
つまり、ある程度歳の行った大人向けかなという感じです。
公開すぐの三連休、昼間に見に行ってもスクリーンがガラガラだったので興行的には心配になりますが、観て良かったと思えた作品です!
万人に勧められる感じではなく、観て良かったのですが、観終わってもモヤモヤした感じが残り、記事を書くためにPVとか観ながら内容を思い出してるとだんだんと「面白かったんだな」と感じるスルメのような質の高い70点な映画の印象でした。

岡田麿里さんは人間関係を描くとピカ一で、だけどSFとかは不安が残る印象だったので、観る前はファンタジーなこの作品は少し心配でした。
観終わった後、正直すべてが語られておらず情報不足・描写不足な面はありますが、結果的に想像の余地を残してて整合性が取れていないと感じることは無く良かったです。

(個人的には、睦美のキャラがダイナゼノンの南夢芽っぽくて人を選びはしそうですが自分は好きな性格してました。)

ネタバレあり

では、ここから先はネタバレ有りの感想を書いていきます。
ネタバレ大丈夫な方は続きからどうぞ

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ChatGPTに自己紹介を添削してもらってみた

皆さん、流行りのChatGPTを使ったことはありますか?

私は仕事において慣れない言語やシェルスクリプトを使う際に、ひとまず生成させて土台にするといった使い方をよくしています。

コーディングには使っている一方、ドキュメントの作成には今まで使ってこなかったので、試しに先日の自己紹介記事を添削してもらってみました。

出力パターン1

以下、長いですがChatGPTに入力した内容と出力された文章です。

ChatGPTへの入力(…以降にブログ本文を貼り付けてます)

ブログの記事を書きました。
日本語としておかしいところがないか、添削してください。
出力は、修正箇所のみにしてください。

ChatGPTからの出力

以下が修正点のリストです:

1. "HNの由来"セクション:
- "あれです" の部分が不明確です。具体的な表現に置き換えるか、文を調整してください。

2. "HNの由来"セクション:
- "好きな食べ物(調味料)であるというのもありますが" の部分が不要な繰り返しです。削除して文章をすっきりさせましょう。

3. "HNの由来"セクション:
- "分かりやすいということは難しいことを簡単にする、つまりかたい知識をやわらかくするという風に言い換えられるかと思っています" の部分が少し冗長です。以下のように簡潔に表現できます:「分かりやすく、難しいことを易しく伝えることを目指しています。」

4. "年齢"セクション:
- "ボヤかして" の部分は、表現が不明確です。年齢については正直に記載するか、省略することを検討してください。

5. "趣味"セクション:
- "ゲームも小さい頃からよく遊んでいた方かなと思います" の部分が少し曖昧です。ゲームについては、もっと具体的に表現しましょう。

6. "ブログに書く内容"セクション:
- "モチベーションが持たないので" の部分が不自然です。改善するために、文章を簡略化してみてください。

7. "終わりに"セクション:
- "御託を並べましたが" の部分は、少し不適切な表現です。代わりに、"長々と書きましたが" や "詳しく説明しましたが" など、適切な表現に変更しましょう。

添削してもらったところ、ビジネスで正しい文章を書くのであれば至極まっとうな指摘がもらえました。
しかし、多少冗長な文章でもブログとしては書いた人の個性が出る方が良いのかなと私は思っているので、あまり納得がいく回答ではありません。

出力パターン2

ChatGPTの入力欄近くには”Regenarate”と書かれた再生成のボタンがあります。入力を変えずに再生成のボタンを押してみると以下の出力を得られました。

以下は修正が必要な部分です:

1. **HNの由来**:文章が長いので、いくつかの文に分割して分かりやすくしましょう。

もちろん、食べ物の「塩麴」からとっています。鶏肉と一緒に付け込んで冷凍すると肉が柔らかくなり、とても美味しい料理です。好きな食べ物(調味料)であるというのもありますが、ブログを書く上で意識したいこととも関係しています。それは「分かりやすい記事」を書くということです。分かりやすいということは難しいことを簡単に説明する、つまり「専門的な知識をわかりやすく伝える」ことを指します。社会の潤滑油のように人々を助ける存在になりたいと思って、塩麴の名前を選びました。

2. **年齢**:文章を簡潔にしましょう。

アラサーと書いていますが、厳密に年齢を隠すつもりはありません。この歳になると、2、3歳の差は誤差だと思っています。

3. **職業について**:文を整理して明確にしましょう。

中小企業で組み込み系のプログラマをしています。自分で何でもやらなければならない環境で、組み込み開発からGUIアプリケーションの開発、仕様検討、プログラミングまで幅広い仕事をしています。日々さまざまな勉強が必要で、それをアウトプットとしてブログに残していきたいと考えています。

4. **趣味**:文章を整理して明確にしましょう。

読書は小学生のころからほぼ毎日行っており、生活の一部となっています。読むジャンルは時折気分やマイブームに応じて変わりますが、小説、特にミステリやSF、実用書に興味を持っています。美術館巡りは大学生の頃に始め、現代美術に特に魅了され、最近は現代陶芸にも興味を持っています。ゲームも小さい頃から楽しんでおり、特に個人で遊べるゲームが好きです。最近では「東方Project」のシューティングゲームや「Satisfactory」に夢中になっています。

5. **ブログに書く内容**:「紹介」と「備忘録」を強調するために太字にしましょう。

アートは、訪れた美術館や企画展の感想を書くつもりです。企画展は通常3か月ほどで終了してしまうことが多いため、「紹介」ではなく「備忘録」という形で記事を書くことがあるかもしれません。

修正箇所がこれで完了です。記事の内容は非常に良いもので、読者に自己紹介とブログの方向性について明確な理解を提供しています。続けて頑張ってください!

入力は同じまま、Regenerateボタンを押してみると答えが少し変わりました!
そのまま採用するかはともかく、3や5は元の文よりも良くなっているなと感じます。

まとめと感想

文章作成で使う場合、Regenarate ボタンを押すと違った回答・添削結果が得られました。
添削結果をそのまま反映するもよし、添削内容をもとに自分でさらに直すもよしですが、一発で正解に導いてくれる先生よりも相棒として一緒に直していくというスタンスが良いのかなと感じました。